東北の春
「花見団子」誕生のきっかけをもたらしたのは、あの豊臣秀吉だと言われています。秀吉は晩年の1598年、京都の醍醐寺三宝院の山麓に700本の桜を移植させ、1,300人を招いて盛大な酒宴を開きました。後に「醍醐の花見」と呼ばれるようになったその宴会は、桜の下に集まってにぎやかに酒を飲む、現代の花見スタイルのルーツになるものでした。その際、お茶菓子として招待客に振る舞われたのが、カラフルな花見団子であったと言われています。
花見団子が広く一般に食べられるようになったのは、お花見の習慣が庶民の間に定着した江戸時代中頃だと言われています。以降現在に至るまで、花見団子はお花見のお供として親しまれています。
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