千とせの実弟
たまたま 床屋さんでラジオを聞いていたら懐かしい「夕焼け小焼け」のメロデーが聞こえてきました。
この童謡は誰でも知っているハズですが「松鶴家 千とせ」の漫談「夕焼け小焼け」は忘れちゃった人も多いでしょう。
「ヘヘェ~イ、シャバダバダディ~、イェーイ。俺が昔、夕焼けだった頃、弟は小焼けだった。父さん胸やけ、母さん霜やけ」と
哀愁を込めて歌いかける面白い漫談です。終わりに「わかるかなぁ、わかんねぇだろうなぁ~」の苦し紛れのギャグで笑わせ当時は
大変な人気でした。小焼けは千とせの実弟(勝吉)さんです。何の縁だったのか防衛庁の情報部隊で先輩後輩の間柄でした。
二人とも同じ5時から男で即 麻雀、ゴルフ、飲み仲間になり意気投合しました。ゴルフはオフシャルハンデ10前後と同じぐらい
だったので握りは永久スクラッチでした。チョコレート争いはし烈なデットヒートで毎回エスカレートするばかりで意地を張りすぎて
収まりきれずとうとう最終的には些細なことで喧嘩別れをしたままです。「小焼け」さんは小柄だったが負けず嫌いで酒癖悪く
個性の強い人でしたが風貌は兄そっくりでした。
いつの日か「小焼け」さんの定年退官パーティが新宿市ヶ谷会館であり「夕焼け」の「松鶴家 千とせ」(兄 英雄)が和服を着た
弟子を3人も連れてきて弟がお世話になったお礼にとライブで営業と同じ漫談をやってくれました。そして売れ残ったあの
カセットを記念に配ってくれました。
ところで「小焼け」は元気ダベか? ヘヘェ~イ、シャバダバダディ~、イェーイ。
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