天皇の料理番
「天皇の料理番」と聞いても庶民にはあまりピンときませんが実際に存在を知っていました。
航空自衛隊における隊員の食事は自前の給食施設で隊員食堂として運用するため栄養士を養成する必要がありました。服部幸應先生で有名な代々木にある服部栄養専門学校が委託先でした。免許取得するまでの2年間はムッチーが内務班長としてお世話していました。宿舎は府中基地で晩飯は時間が不規則のためゲート前にある小さな食堂で食べてもらいましたがそのマスターが宮内省で「昭和天皇の料理番」を勤めた人と生徒から聞きお忍びで定食を食べに行った記憶があります。特別に美味しい気もしなかったが御膳が丁寧な印象が残っています。こんどTBSテレビ60周年特別企画として大正・昭和時代の宮内省大膳頭を務めた秋山徳蔵氏の人生を描いた「天皇の料理番」を放送する事が決定したようですので現役時代を思い出してみました。さらっとしたあらすじは「何をやっても長続きしなかった片田舎のやっかい者がひょんなことから食べたカツレツがきっかけで西洋料理のシェフになるという途方もない夢を持ちついには天皇の料理番を務め上げる」までに成長していく出世物語のようです。
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