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2010年4月26日 (月)

洗濯することかなぁ

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馬には嫌われ騎手には裏切られ騙され続けてきた競馬ですがなぜか最近怖いくらい調子がいい。こんなハズではないのにひょっとしたら開眼したのかも知れない?ゴルフと一緒ですぐモトに戻るかと思うけど夢ならば覚めないで欲しいなぁ。実は、久し振りに麻雀ゲームを遊んでいたらプロ雀士だった久野先輩の言葉を思い出しました。先輩は50歳の若さでアチラの方に行かれたが当時の入間市界隈では泣く子も黙る有名な勝負師でありすでに廃人でもありました。
最後に会ったのは亡くなる直前に紳士会(兵隊ヤクザの集まり)の宴会で偶然に隣に座る機会があり「久野さん どうしたらそんなに勝てるの?」と秘訣を聞いてみた。
「うーん 洗濯することかなぁ」とぽつりと言った。「なぜ 洗濯なんだろう」としばらく理解できなかったが勝負事は「集中しないと良く周りが見えない」との意だった。つまり遊ぶ前には準備をよくして気持ちに取っかかりがあってはいけないとのことです。
つまり何でも心の準備が大切なのです。

ついでに勝負の極意として「『徒然草』鎌倉時代の吉田兼好著に「勝負の極意は負けじと打つべきなり」とあります。
ゴルフでも競馬でも何か「勝とう、かとう」と意識すれば、それ以外のことがあまり見えなくなったり、スポーツなどの場合は、余分な力を入れて、りきんだりする場合もあるかもしれません。おかれた条件や相手などの差や違いもあるが「負けないように、まけないよう」にする方が全体が見えて良さそうです。
もうひとつ ついでに
吉田兼好は「国を保たん道も、またしかなり」と述べています。まさしくその通りで目先の一部の業界や大会社のための利潤追求型政治をおこない それがあたかも”国策”とか”景気対策”とか称し過去何十年もおこなわれてきましたが結果は皆様御存知のとおりです。
約700年も前から吉田兼好は「個人の生活でも国の政治においても目先のあせりや欲得を慎み、広い視野に立って慎重にことを進めよ。それが結果勝つ方法だ」と言っているように聞こえます。昔の人はみんな見えていたようです。

 

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